音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと―アレクサンダー・テクニークとボディ・マッピング
体の動かし方というのは不思議なもので、 自分が体について持っているイメージの中でしか動かない。 例えそれが実際の体の構造とは違ったイメージでも、である。
例えば、股関節が太ももの真ん中より外側にあると思っている人は、 実際には関節がないにもかかわらず、そこで体重を支えようとする。 しかしそこには関節はないので、常に太ももの外側の筋肉が無駄にがんばって縮まり続けていることになる。 すると太ももの外側の筋肉は日常的に硬くなり、膝をも外側に引っ張り続ける。 これが年単位で続くと、立派なO脚になってしまう。
上の話は私のことで、体について誤ったイメージを持っていたおかげで、体の方がゆがんでしまった。 ささいな体の使い方でも、それが何十年と続いていれば大きなゆがみにつながってくる。 体の仕組みについて、正しい知識・イメージを持っていることが大事だとおわかり頂けただろうか。
この本はイラストが豊富で、体、特に骨格について正しいイメージを持つことを助けてくれる。 いかに自分の体について何も知らずに暮らしていたかに驚くだろう。
環椎後頭関節(AO関節)について意識的に生活していれば、首の凝りが減っていくだろう。
胸鎖関節についてイメージができれば、腕の使い方が変わるだろう。
股関節について正しい知識を持てれば、太ももの筋肉が柔らかくなるだろう。
ということで、私としては、とても気付きが多い本でした。







