• 読書メモ:オシムの言葉

    Posted on 7月 5th, 2009 haru No comments
    オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える
    オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える
    • 発売元: 集英社インターナショナル
    • 価格: ¥ 1,680
    • 発売日: 2005/12

    ★★★★☆

     サラエボ生まれで元ユーゴ代表監督として、ユーゴをベスト8に導いた。
    また、日本代表監督時代には任期中に脳梗塞で倒れ、
    後任が岡田監督となったという経緯は記憶に新しい。

     しかし、サッカーにあまり興味を持っていない私は、
    ・オシム監督ってすごい人なの?
    ・オシム監督がどういうスタイルの監督なの?
    ということを全く知らなかった。この本からは、こういったことが理解できる。

     監督の評価は、選手や他チームの監督に聞くのが良い。
    厳しい監督であっても、結果が伴うのであれば選手は監督を評価する。
    逆にやさしい監督であっても、結果が伴わなければ評価しない。
    選手が一流の選手であればあるほど、そうである。
    そしてオシム監督の選手からの評価は、前者である。

     オシム監督は「走るサッカー」を基本とするため、練習は非常に厳しい。
    しかしついていくと、必ず結果が伴う。
    そこで選手はやる気が出てくる。
    そしてついて行けばいいのだと信頼する。

     さらに彼は、一人一人を非常によく見ている。
    その結果、ストイコビッチなどの超一流選手をはじめ、
    ユーゴの選手、日本の選手一人ひとりの信頼も厚い。

     こうした求心力を元にチームとしての方向性も定まり、
    結果として、選手層が決して厚くないジェフにおいて、
    3年でチームを優勝に導いている。
    ユーゴ代表での結果をはじめ、実績も見事である。

     その裏にあるのは、数学者であるオシム監督の
    サッカー哲学ともいうべき、ものの考え方である。
    この点については本の中でふんだんに語られている。

     ということで、サッカーに興味がない私も彼はすごいのだなとわかった。
    どうすれば人のモチベーションを上げ、成果を出すことができるのか。
    そのヒントにもなる一冊。★4つ。

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