• 読書メモ:成功者の告白

    Posted on 7月 5th, 2009 haru No comments
    成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 (講談社プラスアルファ文庫)
    成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 (講談社プラスアルファ文庫)
    • 発売元: 講談社
    • 価格: ¥ 820
    • 発売日: 2006/09

    ★★★★★

     起業するとはどういうことなのだろう?
    どんな生活になるのだろう?
    うまくいくときは?うまくいかないときは?
    陥りがちな罠は?それを回避する方法は?

     こういったノウハウを、起業から企業を軌道に乗せるまでの5年間に
    起こることが多いシナリオを物語形式で説明する、神田昌典氏の著作。

     神田昌典氏といえば、今をときめくビジネスの成功者として
    知られているが、その道のりは平坦ではなかったそうだ。
    「地雷」は、特にプライベートで数多く起きたという。

     本書は、神田氏の身に実際に降りかかった事件を含め、
    複数の実話を元に構成されているという。
    例えば、仕事と子供の重病。ポストに残された離婚届。
    社員が次々とストレスから病気に。
    フィクションとはいえ、その内容は重い。

     神田氏は、ビジネスと家庭とのバランスが重要と説く。
    ビジネスの成功者が、家庭に問題が山積みであるケースも少なくないとも。

     久しぶりに、読み始めたら止まらない本だった。
    仕事をしている人であれば、誰しも考えさせられる部分があるのではないか。
    良著。★5つ。

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  • 読書メモ:2010年日本の経営

    Posted on 6月 28th, 2009 haru No comments
    2010年日本の経営―ビジョナリー・エクセレンスへの地図 (未来創発2010)
    2010年日本の経営―ビジョナリー・エクセレンスへの地図 (未来創発2010)
    • 発売元: 東洋経済新報社
    • 価格: ¥ 1,785
    • 発売日: 2006/11

    ★★★☆☆

    NRIによる2010年代に求められる企業経営像の提言

    その内容は

    「理念・ビジョンを、非正規社員を含む多様化する人材に浸透させ、
    組織へのコミットメントを高める」

    というもの。
    どの企業も行おうとしているような、非常に正攻法なものである。
    裏を返せば、いかにそれが形骸化し実現できていないか、
    ということでもある。

    本書では、この目標を実現するために、
    どのようなステップを踏むとよいかを説明しているが、疑問は単純に、
    「できるの?」
    である。

    言うは易し、行うは難し。
    「いいことだとは思ってやってみたけど根付きませんでした」
    というケースがいかに多いことか。

    結局、「何で必要なの必要なの?」と従業員全員が納得しないと、
    根付かないだろう。

    他に印象に残ったこと。

    Q:今の仕事にやりがいを感じている理由
    管理職以外の従業員:38%
    管理職のトップ:仕事内容がやりたいことに近い37%
    役員のトップ:給与水準27%

    …あれ?

    主張そのものには賛成なのだが、ケースバイケースであることが
    多いのではないかと思う。★3つ。

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  • 読書メモ:挑戦する経営―千本倖生の起業哲学

    Posted on 5月 31st, 2009 haru No comments
    挑戦する経営―千本倖生の起業哲学
    挑戦する経営―千本倖生の起業哲学
    • 発売元: 経済界
    • 価格: ¥ 1,600
    • 発売日: 2008/10

    ★★★★★

     携帯・通信事業という規制産業に風穴を開けた、
    イー・アクセス、イー・モバイルを創業したベンチャー経営者の雄、千本氏。
    ストーリーは時系列に沿い、時の情勢と氏の考えや行動を交えて綴られている。
    という形式自体は一般的だが、氏の熱い思いと共に語られるストーリーは
    躍動感があり、飽きが来ない。

     イー・アクセス、イー・モバイル両事業とも
    「千本氏だからこそできた」ことが多いことに驚かされる。
    特にゴールドマン・サックス、モルガンスタンレーからの資金調達など、
    同じことができる人間が果たしてどれだけいるのか。

     また、氏のマネジメントについての考え方も、
    一般のマネジメントの考え方とは異なり、かなりアグレッシブである。
    その考え方は以下の部分に集約されている。

    • マネジメントとは「そのままにしておいたら危機的な事態に際して、隘路を探して成功に導くこと」
    • 九割失敗しても、残る一割で断崖絶壁を縫うようにして次のフェーズを切り開く
    • トップが九割の失敗に絶望した瞬間に企業は坂道を転げ落ちる

    (P282)

     ベンチャー企業を立ち上げる経営者というのは、
    こういう思いを持たなければならないものなのか。

     松下幸之助、京セラ稲盛会長などの名経営者も登場するが、
    彼らの言葉の重なりも興味深い。

    • 「成功とは成功するまで続けること」(松下幸之助)
    • 「始めたらやめるな。筋のいい事業だと信じたら、
      石にかじりついてでもやり抜く。」(京セラ稲盛会長)

     千本氏もそうだが、彼らの考え方の根本にあるのは、
    強い「信念」ではないかと感じた。

     通信事業についての知識を得ることもできるし、
    純粋に読み物としてもおもしろい。★5つ。

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  • 読書メモ:コークの味は国ごとに違うべきか

    Posted on 5月 24th, 2009 haru No comments
    コークの味は国ごとに違うべきか
    コークの味は国ごとに違うべきか
    • 発売元: 文藝春秋
    • 価格: ¥ 2,000
    • 発売日: 2009/04/23

    ★★★★☆

    The World is not flat

     The world is flat(フラット化した社会)は、
    トーマス・フリードマンによる「テクノロジーにより
    国境を越えた社会のつながりが広がっていること」を示す言葉。

     一方本書の著者ゲマワットHBS教授は、
    世界はまだグローバル化しておらず、
    セミ・グローバライゼーションの段階に留まっている。
    そして数十年はこのセミ・グローバライゼーションの状態が続くと述べる。
    つまり、本書の内容を一言でいうと「The world is not flat」だ。

     実際に社会を見てみると、グローバル化は限定的なものである。
    GDPに対する貿易の額は、アメリカでも10%程度というのが
    クルーグマン教授の示すことだし、本書でも「ほぼ10%」という見方が
    示されている。

     なぜか。

     隔たりがあるからである。
    その隔たりを、本書では4種類に分類している
    CAGE(Caltural,Administrative,Geographical,Economic)。
    こういった隔たりを考慮せずにただ「グローバル化」と息巻いても
    うまくいきませんよ、というのが本書の主張だ。

     ではどうすればいいか、に関しては詳細に書かれているので読んで欲しい。
    タイトルにある通り「コークの味は国ごとに違うべきか」という点については、
    「Yes」という答えになるのだろう。
    世界はグローバル化しているのだから、同じ商品同じ広告同じ戦略で行けばOK、
    なんて話はないということだ。

     
     内容はすばらしいが、マジメに読むとかなり時間がかかる。
    私も、世界はまだ大部分がflatではないと思った。★4つ。

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  • 読書メモ:名経営者が、なぜ失敗するのか?

    Posted on 11月 3rd, 2008 haru No comments
    名経営者が、なぜ失敗するのか?
    名経営者が、なぜ失敗するのか?
    • 発売元: 日経BP社
    • 価格: ¥ 2,310
    • 発売日: 2004/06/24

    ★★★☆☆

    経営者がバカだからじゃないよ、という本。(はしょりすぎ)

    マジメな書評を求める人は、以下を参照されたい。

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