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読書メモ:私に売れないモノはない!
Posted on 11月 21st, 2009 No comments- 私に売れないモノはない!
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- 発売元: フォレスト出版
- 価格: ¥ 1,575
- 発売日: 2004/05/19
★★★★☆
一日24時間で18台、一月で174台、年間1425台の車の販売という
ギネス記録を持っているジョー・ジラード氏。
彼がセールスについて語っている。彼は1928年生まれで、引退したのは1978年。
当然、インターネットや携帯などという物はない。しかし。
彼のセールスの秘訣は口コミなのだ。店を訪れる新客は取らなかった。
当時の私の顧客は、私を指名してくる人だけだった。一人残らずである。
そして車を買ってくれた10人のうちおよそ6人は、前にも一度は
買ってくれたことのある人だった。リピート率が非常に高いため、一度膨らんだ顧客リストが
常にセールスを産み続けていたのだ。
その秘訣として著者が言うのが、「ジラードの250の法則」である。人は誰でも、結婚式や葬式に招待するくらい大事な知り合いが
250人いる。250人もだ!
(中略)
週に50人の人と会い、そのうち2人だけが私の接客に不満を持ったとする。
たった二人でも、その二人の影響を受ける人は、
一年後には5000人くらいにはなるだろう。一人の客に嫌われることは、あと250人の客に嫌われること。
つまり、たった一人にでも背を向けさせたら、少なくとも250人には
悪いウワサが伝わるリスクがあると考えろということだ。他には、とにかく多くの潜在顧客の目に自分の名前を触れさせている。
こんなことまでやっている人はそういないだろう。私はスポーツ観戦中に、盛り上がる場面で名刺をばらまくことでも知られている。
インターネットがないので、ダイレクトメールも当然最大の武器だ。
配達されたかどうかではない。ジャンクメールの山に埋もれずに、
開封され、読まれ、自分の名前が話題に上り、記憶されることが肝心なのだ。これはe-mail時代になってもまさに同じだ。
以下、メモ。- 約束は守る。それが愛されるコツ。
- 真実を言っておけば間違いない。
ただし、相手を喜ばせるための多少の脚色は必要だ。 - 客をよく見、よく聞いて、自分を語らせるようにすることだ。
そうすればクロージングに向けて心を開いてくれる。 - セールスに出会い、セールスというものがわかるようになって
初めて本当に好きで、やめたくないものを見つけることができた。 - 常に新しいことを試し、今のやり方を評価する新しい方法を
探し求めるべきだ。 - 肝心なのは、どんな店に勤めるかやどんな商品を扱うかではなく、
顧客にどう接するかだからだ。
30年以上前の本だが、セールスという仕事の本質は
今をもって全く変わっていないことがよくわかる。
また、どの世界でもトップの人というのは、
仕事にかける情熱が人並みはずれているということも変わらない。彼が今の時代にいたとしても、やはりトップクラスのセールスマンに
なっているのだろう。
おもしろかった。★4つ。関連:
- 口コミ伝染病 ★★★★☆
- ラストホープ 福島孝徳 ★★★★★
- 調理場という戦場 ★★★★☆
- 編集者という病い★★★★☆
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読書メモ:ラブホテル経営戦略
Posted on 10月 25th, 2009 No comments- ラブホテル経営戦略
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- 発売元: 週刊住宅新聞社
- 価格: ¥ 1,785
- 発売日: 2009/04/25
★★★☆☆
まさにタイトル通り、ラブホテルの経営について書かれている本。
ラブホテルはビジネスホテルなどと異なり、回転数が命。
平日土日ならして、休憩2回、宿泊1回。平均2〜3回転。
ざっくり4000円8000円として×30日で
50〜60万/月・部屋 ぐらい行けば平均的とのこと。回転率が高いため、他のホテル業種にに比べて利益率は高い。
粗利で40〜60%。管理を外注しても、利益で20〜30%となる。
在庫のない現金商売であることから、儲かりやすい仕組みといえる。しかし競合もあるので、当然経営努力は必要となる。
他が良ければ、一瞬で乗り換えられてしまうからだ。
一方で、リピーターが7〜8割というのもおもしろいデータ。さて、ラブホテル経営で大事なことは何なのだろう?
- ハード面:設備、アメニティ
→老朽化が激しく、飽きられるのも早い。 - ソフト面:清掃、応対の丁寧さ
→プライバシーに敏感な場面なので、ソフト面も非常に重要。
他におもしろいとおもったのが、経営者が勧めるラブホテルの選び方。
- 外の看板が綺麗で、看板の中の蛍光灯とかネオン管が切れていないこと
- 玄関・フロントの掃除が行き届いていること
従業員は、部屋の掃除は仕事として与えられているが、
それ以外は行き届かないことが多い。
つまり、そこまで行き届いているということは、経営者がきちんと
しているということ、とのこと。結局、競争を生き抜いていくのは楽なことではない。
どの業界も、たゆまず知恵を出していく努力が必要なのだな、
と月並みな感想に落ち着いた。★3つ。関連:
- ラストホープ 福島孝徳 ★★★★★
- 編集者という病い ★★★★☆
- 調理場という戦場 ★★★★☆
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読書メモ:反転―闇社会の守護神と呼ばれて
Posted on 10月 2nd, 2009 No comments- 反転―闇社会の守護神と呼ばれて
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- 発売元: 幻冬舎
- 発売日: 2007/06
★★☆☆☆
検事から弁護士に転身し(いわゆるヤメ検)、
ヤクザなど裏社会と強い関わりを持った田中森一氏。検事の仕事の中身、政治家と裏社会との繋がり、
大物実業家のバブル時の振る舞いなど、
一般人には知り得ない様々なエピソードが読める。知識として、へぇー、とは思ったが、
それほど強い興味を持っていないようで、
あまり読み進めなかった。こういった内容に興味のある人向け。
私はあまりなかったので、★2つ。関連:
- 反省 私たちはなぜ失敗したのか? ★★★☆☆
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読書メモ:ラストホープ 福島孝徳
Posted on 9月 12th, 2009 No comments- ラストホープ 福島孝徳 「神の手」と呼ばれる世界TOPの脳外科医
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- 発売元: 徳間書店
- 価格: ¥ 1,365
- 発売日: 2004/03/20
★★★★★
ゴッドハンドと呼ばれる、脳外科医福島孝徳氏。
彼一人が年間にこなす手術数は、他の日本人全体の手術数を上回る。
更に、手術の成功率も抜群。
一体どうしたら、彼のような人ができるのだろうか。才能、というのは必要条件だろう。
福島氏の場合、天性の手先の器用さというのはまずある。
そして尽きることのないエネルギー。これも天性のものだろう。しかし、才能だけではこれだけの実績は残せないと感じる。
イチローにしても高橋尚子にしても、才能+たゆまぬ努力があってこそ、
天才と言われる実績にたどり着くのだろう。その努力を支えるのはなんだろう。
そのヒントは福島氏の以下のセリフにある。・Passion(情熱)
私の人生そのものがパッション。全身脳外科人生です。・Love(愛)
天職としての脳外科を愛しています。もちろん妻や子を愛していますが、妻には「あなたは脳外科と結婚したひとよ」と言われたりします(苦笑)。・Happiness(幸福)
自分がやりたいと思うことを続けてきて、こんなにもうまくいっている。そのことに幸せを感じるし、日々神様に感謝しています。・成功(Success)
手術をして 最高の結果が出ること。それが私にとって唯一のサクセスです。・Growth(成長)
一日一日、少しでもいいから進歩したい。どうやったら自分の手術がもっと良くなるかをいつも考えてます。それをやめたら私の成長は止まってしまう。情熱。
これこそが、福島氏の努力を支えているものの正体だ。
自分がやりたいことを、愛していることをやり、その上で結果を残している。
おそらく彼は、人生幸せだと感じていることだろう。「成功者の話を聞いても、自分の成功とは関係ない」
という意見もある。しかし私は反対の立場だ。なぜなら、成功者の話には共通点が見られるということは、
進むべき方向はわかるということだからだ。
到達することは難しくても、近づくことはできる。
実行が難しいのと、不可能であるのとは全く別の話だ。福島氏の言うように、
「一日一日、少しでもいいから進歩したい」
この気持ちを持ちながら生きていくことが大事なのだろうと感じた。
自分は、今日、少しでも進歩したか?
こう問いかけるだけでも意味がありそうだ。他にも、医療制度に関する話もおもしろい。
私は、以下のように考えていた。
医療現場の労働環境が過酷なのは医者不足が原因なのだから、医者を増やせばいい。
でもそれは、医療業界側が絞ってきたという側面もある、と。しかし福島氏の意見はこうだ。
日本は医学部に入った人のうち100%に近い人が医者になる(ドイツやフランスは10%程度)。
従って、数は足りている。ただ、カリキュラムに問題があり、
臨床の経験が不足している医者が大量に生まれている。
医者が足りないと感じられるのは、一部の限られた病院に医者が集中しているから。氏の提案は以下の通り。
医学部は数を減らし、質を向上させる。
カリキュラムを刷新し、臨床経験を多く積ませる。
具体的には、一般教育と基礎医学過程を4年から2年に縮め、臨床を2年から4年にする。ということで、いろいろとためになる良い本だった。★5つ。
関連:
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読書メモ:編集者という病い
Posted on 9月 2nd, 2009 No comments- 編集者という病い (集英社文庫)
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- 発売元: 集英社
- 価格: ¥ 650
- 発売日: 2009/03/19
★★★★☆
見城徹という鬼才
鬼才なんて言葉めったに使うことはないのだが、この言葉がふさわしいと感じた。
編集者という職業は、作家に比べて表に出て来ることが少ない分、
どういうことをしているのか、わかりにくい。
しかし、これが編集者というものか!と認識を新たにした。尾崎豊、坂本龍一、宮本輝、村上龍、石原慎太郎、五木寛之。
様々な分野で活躍する人々と濃密に、それもハンパなく濃密な付き合いをしている著者。
表現者という、ある種心に歪みを抱えた人々の心に深く切り込み、
この人になら任せられると思わせること。
そういう関係をいかに築くことができるかが、編集者のキモなのだと著者は言う。しかし一方で、これは異常だと感じる。
こんな人付き合いを100人単位の人間と持っているなど、普通精神が持たない。
と思ったら、著者は筋金入りの不眠症で、耳鳴りも止まらず、心臓も悪いらしい。
そして当然、全ての編集者が彼のようなやり方ができるはずもない。
まさに「編集者という病い」。いいタイトルだ。様々な媒体で書かれた記事の再録も多く、エピソードの解説の重複も多々見られる。
しかしなお、一読の価値がある。★4つ。関連:
- 調理場という戦場 ★★★★☆
- つなげる力 ★★★★★
- ほぼ日刊イトイ新聞の本 ★★★★☆
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読書メモ:調理場という戦場
Posted on 8月 17th, 2009 No comments- 調理場という戦場―「コート・ドール」斉須政雄の仕事論 (幻冬舎文庫)
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- 発売元: 幻冬舎
- 価格: ¥ 630
- 発売日: 2006/04
★★★★☆
「フランスのレストランで修行をし、帰国後自分の店を構えた」
言葉にすればそれほど珍しい話ではない。
しかしその中身は、激しく濃厚な経験の日々である。著者はコート・ドールのシェフ斉須政雄氏。
23歳のときに、言葉もろくにわからない状態で
フランスに渡りお店に入る。
言葉も文化も作法も異なる異国での奮闘の日々。
読んでいるだけでも短期間で非常に多くの
血肉となる経験をしているのがわかる。- 大切なのは、簡潔であり、清潔であり、人間性があるということです。
- 「整理整頓がなされていることは、仕事がきちんとなかれるための基本なのだ」ということが、このお店に来てよくわかった。乱雑な厨房からは、乱雑な料理しか生まれない。大声でわめきたてる厨房からは、端正な料理は生まれない。
- そしてその「好きだから」という考え方で行動すれば、当たり前の日常で、みんなが楽しくやれるんだなぁということも、ほんとうによくわかりました。
- だからこそ、毎日試していないといけないなぁと思っています。
- 生き方は才能が発芽するためのバリアのようなものでしょう。
後半は、斉須氏の料理人としての仕事観のようなものにも触れられる。
読むと、他の仕事との共通点、違いがわかる。
一生料理人としては働かない気がするので、
その職業の人の考え方を学ぶことができるのはおもしろい。料理人という職業も、クリエイティブさが求められる仕事だという意味では
他の仕事と同じだし、掃除や整理整頓が基本であること、
一人ですべてができるわけはないので、チームワークが必要とされることも同じだ。
そんなひとつひとつの事柄に対し、斉須氏の考え方が述べられている。人の人生を追体験できるのが、本の醍醐味だと思う。
おもしろかった。★4つ。関連:
- ほぼ日刊イトイ新聞の本 ★★★★☆
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