• 読書メモ:本を読む本

    Posted on 10月 12th, 2009 haru No comments
    本を読む本 (講談社学術文庫)
    本を読む本 (講談社学術文庫)
    • 発売元: 講談社
    • 価格: ¥ 945
    • 発売日: 1997/10

    ★★★★☆

    「本を読む」ことについてもう一度考えてみる

    本書では、読書を4つのレベルに分けている。

    1. 初級読書
    2. 点検読書
    3. 分析読書
    4. シントピカル読書

    1.は、読んだ内容を理解することができるという、読書に必要最低限のレベル。
    2.は、本の内容を素早く把握することができるという、斜め読み、拾い読みといったレベル。
    3.は、内容を丁寧に検討し、著者の主張を検証しながら読むレベル。当然時間がかかる。
    4.は、同じトピックに関して複数の本を読むレベル。その分野に関する理解が深まる。

    私の考えでは、この2.分析読書をできるかできないかが、
    その人の読書量に大きく影響する。
    というのも、全ての本を精読していたら、
    「本を読む」ことの時間的、精神的なコストが、
    非常に大きくなってしまうからだ。

    読むべき物は読む、読まなくていい物(少なくともその時点では)は軽くスルーする、
    というメリハリが、本と付きあっていくために重要だと思う。
    読書が人生に与える影響が大きいと考えるならば、
    この点検読書を身につけることが、
    人生に影響を与えるものすごく大きな一歩になる。

    その分析読書のキモだと思われる部分を紹介しておく。

    • 精神というこのすばらしい人間の道具は、
      ただ目を通して必要な情報が与えられさえすれば、
      本の一目でひとつの文または一つのパラグラフさえも
      つかみとることができる。
      だから、読者の精神の働きを妨げる目の固定や逆戻りを
      まず第一に修正しなくてはならない。
      幸いなことに、これは簡単に直せる。・・・
       目を固定する癖をなおすには自分の手を使うだけでよい。
      自分の手をページの上において、
      それを段々早く動かす練習をする。

    確かにこれだけでかなり早く読めるようになる。
    かつ、そこそこ文意が把握できることに気づくだろう。
    実は、もっと早くやっても結構把握できる。
    (参考:フォトリーディングの)

    1978年の本だが、内容は現代でも全く通用する。
    これは良著であることの証だろう。★4つ。

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  • 読書メモ:READING HACKS!読書ハック!

    Posted on 5月 15th, 2009 haru No comments
    READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣
    READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣
    • 発売元: 東洋経済新報社
    • 価格: ¥ 1,575
    • 発売日: 2008/10

    ★★★★☆

     ビジネスマンが大量の情報を処理し、アウトプットを行うための読書のやり方について書かれた本。内容としては「レバレッジ・リーディング」、フォトリーディング本、勝間和代本に共通する部分が多い。例えば、アウトプットを重視、多読推奨、目次読書、読書メモ作り、トピックリーディングなど。

     一方、細かく具体的なHACKの紹介やITツール活用などは「HACKS!」シリーズ本らしいところ。例えば想- IMAGINE Book Search書評メタ検索は使っていなかったので、試してみたい。また「読むべき本」の紹介もあり、読書のネタとしても使える。

     ★4つ。本が好きな人は読むべき。最後に、「ブックストッパー」も紹介されているが、使い勝手は「ほんたった」が最強だと確信している。

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  • 読書メモ:レバレッジ・リーディング

    Posted on 5月 15th, 2009 haru No comments
    レバレッジ・リーディング
    レバレッジ・リーディング
    • 発売元: 東洋経済新報社
    • 価格: ¥ 1,523
    • 発売日: 2006/12/01

    ★★★★☆

     「レバレッジ」シリーズの本田直之氏が、「ビジネスに役立つ読書のやり方」について説明している本。

     彼が勧めるのは「多読」であり「速読とは違う」としながらも、フォトリーディングと重なる部分は多かった。結局のところ「全部精読しない」ということなのだ。してたら数は読めない。

     「カラーバス効果」は、テーマを持って読むことで内容が頭に残りやすくなるということで、フォトリーディングの予習にあたる。これは潜在意識への刷り込みなのだろう。

     「読んだままにしない」というアウトプット重視の姿勢も、記憶の強化という面からも納得できる。私がこういう形で書評を書いているのは、そういう意味である。

     他にも、別の読書本で読んだ内容が見られるが(トピックまとめ読み、多読、ためらわず買う、読書は格安の自己投資)、それだけ多くの人が認める確かなことなのだろう。オススメのビジネス書なども紹介されていて、読んで損はない良い本。★4つ。

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  • 読書メモ:本調子 強運の持ち主になる読書道

    Posted on 5月 15th, 2009 haru No comments
    本調子 強運の持ち主になる読書道
    本調子 強運の持ち主になる読書道
    • 発売元: 総合法令出版株式会社
    • 価格: ¥ 1,575
    • 発売日: 2003/12/20

    ★★★★★

     NPO法人「読書普及協会」理事長兼「読書のススメ」(本屋さん)店長清水氏の「本は人生を変える!そんな本をオススメしたい!」という熱い思いがみなぎる本。その思いに共感した、本田健、斎藤一人氏らがそれぞれの考えを語っている。

     まず、なぜ本を読むのかについて。一生のうちで経験できることなどたかが知れている。しかし読書は違う。何しろ、偉人達が一生を通じて手に入れた経験知を分けてもらえるのだ。ということで世の偉人たちに勝てる自信がある人以外は読むべき。

     次に、読書をいかに実践に活かすか。目的(テーマ)を意識すること、アウトプットを前提とすること、自分にとって重要な部分がどこかを意識すること、などが語られている。

     しかし皆さん読書量がハンパじゃない。「本屋で段ボール箱で買う」「一月に30〜50冊は読みたい」。庶民はマネできないので、図書館を活用しよう。また、フォトリーディングを勧める人が複数いることも気になるポイントだった。

     ということで、本を読もう。読書普及協会の活動主旨も賛同できるという意味も込めて★5つ。

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  • 読書メモ:考える力がつくフォトリーディング

    Posted on 5月 10th, 2009 haru No comments
    考える力がつくフォトリーディング
    考える力がつくフォトリーディング
    • 発売元: PHP研究所
    • 価格: ¥ 1,260
    • 発売日: 2008/12/18

    ★★★★☆

     子供もフォトリーディングを覚えるといいですよ!という本。

     フォトリーディングのやり方の説明自体は「あなたもいままでの10倍速く本が読める」と同じ。ただ子供が使うことを考えているので、読書感想文や教科書や新聞などが例に挙げて説明されている。

     私個人として、フォトリーディングはとても意味があると考えている。それは
    「本は全部精読しなくてもいいのだ」という思い込みの解除にあったということを以前書いた。
    フォトリーディング – 精読からの解放

     そういう意味では、子供のうちに「本は、全部始めから1行ずつ読まなくてもいいんだよ」ということを教えてもらえるのは良いことだと思う。私も、学生の頃にフォトリーディングやマインドマップを知っていたら、勉強の効率は大分違ったろうと思うので。ただ、お仕着せにならないように気をつけないと。

     著者の山口佐貴子さんは、実際に子供向けのフォトリーディングセミナーも開講されている。興味のある方は試してみると良いのでは。フォトリーディングの内容としては目新しい点はなかったが、理念は賛同できるので★4つ。

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  • 読書メモ:ちょっと本気な千夜千冊虎の巻

    Posted on 10月 3rd, 2008 haru No comments
    ちょっと本気な千夜千冊虎の巻—読書術免許皆伝
    ちょっと本気な千夜千冊虎の巻—読書術免許皆伝
    • 発売元: 求龍堂
    • 価格: ¥ 1,680
    • 発売日: 2007/06

    ★★★☆☆

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 松岡正剛の読書術

     こちらの記事を読んで興味を持ち、試してに読んでみたのだが、私には早かったという印象。もっといっぱい本を読んだことがある/読む時間や能力がある上級者向けかなー、と思ったのだが、こちらの「千夜千冊マップ」が超使えそうなことに気づいた。私これでいいや。

    千夜千冊マップ

     ということで、明らかに私よりほかの人のレビューの方が参考になる。上や、こちらなどが良いと思う。
    松岡正剛「ちょっと本気な千夜千冊虎の巻」 – まりおんのらんだむと〜く+

    関連:


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  • フォトリーディング – 精読からの解放(あなたもいままでの10倍速く本が読める))

    Posted on 1月 2nd, 2008 haru No comments

    「読む速度が10倍になる」というキャッチコピーで知られるフォトリーディングについて興味を持って、
    上の本を読んだり自分で試したりしてみたので、一本書いてみる。
    ただしかなり説明をはしょっているので、フォトリーディングそのものについて知りたい人は、
    最後に挙げる本やサイトなどを参照して欲しい。


    ・フォトリーディングとは

    本、雑誌、新聞、ネット、情報は無限にある一方、我々の時間は有限である。
    全てを処理することなどハナからできはしないので、効率良く情報を収集できるとうれしい。

    情報収集の目的は、大体の場合文章の内容の把握である。
    これを素早く効率良く行うための方法がフォトリーディングで、
    そのキモは、実は文章内容の把握は、文章を一文字ずつ全部読まなくても可能だというパラダイムシフトなのだと私は考えている。

    やり方については、以下の勝間和代さんの記事にまとめられているので、引用させていただく。
    フォトリーディング・セミナーに行ってきました その2

    【フォトリーディングのやり方】

    予習−本をぱらぱらーーーとながめて、興味あるキーワードや、本当にこの本を読みたいのか、探してみる。

    フォトリーディング−−フォトフォーカス(マジカル3Dアイを見るような目つき)で、ページをぼんやりと全体を眺めながら、ページをめくる。目で写真を撮るイメージです。

    復習−読み終わった本を、またぱらぱらと眺めて、興味ある質問やキーワードを探す

    活性化−この本から質問をしたいことを考えながら、流し読み+拾い読みをして、マインド・マップをまとめる。

    この「ぱらぱらと眺める」というのがポイント。

    ・素早い内容把握に適した読み方

    フォトリーディングの文章の読み方は、上にある通り「精読ではなく何回も流し読みする」というやり方である。
    パラパラめくる感じだと、当たり前だがものすごく速く読める。
    300ページぐらいあっても10分〜15分くらいで読める(1ページ数秒)。
    とても「読んでいる」とは言い難いが、それでもこれを何回か繰り返すと、人間大したもので、そこそこ内容が頭に残るのだ。
    人間は「これは見た事がある」ということに対しては敏感で、
    短い期間に何回も目にすると記憶に定着しやすいからなのだろうか。

    本当はもっと詳しいやり方や背景があるので、詳細については本やサイトを参照して欲しい。

    ・精読の弊害を認識する

    本を読んでいて納得したのが「読む本全てを精読する必要はない」ということだった。
    確かにそんなことは誰も強制していないし、そんな決まりはない。
    にもかかわらず、多くの人が「精読しないことに罪悪感を感じてしまう」という。

    例えば以下のようなことには、思い当たる節がある人も多いだろう。
     ・本を読むときに、最初からきっちり読んでいかないと気分が落ち着かない
     ・買った本や雑誌は、全部に目を通さないともったいないと思う
     ・なので、本を読み始めるのがめんどくさい→積ん読へ

    しかし現実問題として、通常の精読による読書は時間がかかるため、長い本を一度に読み終わることは難しい。
    そうして何週間かかけてようやく一冊読み終わったとしても、その頃には始めの方は忘れてしまっている・・・。
    他にも、長い本には読むのに気後れしてしまい心理的な負担が大きくなったりする。

    つまり「内容をざっくりと把握したい」というのが目的なのであれば、精読はむしろ弊害が大きい方法なのだ。

    個人的には、全ての文章に対してフォトリーディングを使う必要はないと思う。
    本には、小説などもやるといいと書いてあるが、私はなんか好かない。

    ・本を読んでもわかりにくいこと

    私は本とネットだけで自習したのだが、いくつか分かりにくいところがあった。
    前出の勝間和代さんの記事の「誤解と実際」の部分にズバリ書かれていたので、引用させていただく。
    フォトリーディング・セミナーに行ってきました その2

    誤解1ーフォートリーディングをすれば、本の内容がすらすらーーーーと頭に入るようになると思っていた
    実際ーフォトリーディングは、「滑りをよくする」、すなわちなんとなく知っている、というデジャブ感をつけるためにやるものだった。

    誤解2ーフォトリーディングでは「ソフト・フォーカス」といわれる、非常に難しい目の焦点をぼかして行う、精神修行のような読み方が必要だと考えていた。
    実際ー要は、うっかり字を読まなければいい、というだけで、目の焦点をぼかす方法なら、例えば極端な話、別のものを見ながらページをめくるだけでよかった。

    誤解3ーフォトリーディングでは難しい精神集中やアファメーションという技法が必要だと思っていた。
    実際ー精神集中やアファメーションはもちろんあったほうがいいが、それよりはフォトリーディングを繰り返し何回も見てみるとか、数をこなすことが大事だった。

    誤解4ーフォトリーディングでは文章への読解力が飛躍的に上がるのかと思っていた。
    実際ー読解力そのものを上げるのではなく、「本はもっとテキトーに読んでも大丈夫なんだ」という考え方を教えてくれるものだった。

    誤解5ーフォトリーディングの後の熟成は絶対に必要だと思っていた。
    実際ーフォトリーディングをした後、10-20分間、できれば一晩休むように、というのが本の指示です。ところが、これはあったほうがいい、くらいのもののようです。

    本を読むと、フォトリーディングで「1ページ1秒の速さで」「写真を見るようにボーッとページを眺めていく」と、
    あら不思議本の内容が無意識下で理解できる!というようにとらえてしまいがちだが、
    そんな風に思わなくてもいいよということだ。
    私はこの記事を読んで、「何回も流し読みすることで記憶を定着させることが大事だ」
    という解釈がまちがっていないと確信した。

    ・まとめ

    • フォトリーディングは文章の内容を素早く把握する方法
    • キモは、何回も流し読みすると一回精読するよりも理解しやすいという仕組み
    • 精読は時間がかかって大変なので、心理的にも時間的にも弊害がある
    • 大量の文章に対する心理的な抵抗が減るのが大きなメリット

    ということで、しばらく自分を実験台にしてみたのだが、
    私はかなりよいと感じているのでしばらく続けてみるつもり。
    特に、流し読みするだけでも案外内容を把握できるもんだなと思った。
    ちなみに私が効果を実感したのは、本屋での立ち読みの効率が著しく上がったのに気付いたときである。


    参考:

    サイト
    フォトリーディングで1000冊読破
    フォトリーディング公式サイト
    無料 フォトリーディング情報 園善博のサイト
    フォトリーディング習得委員会

    あなたもいままでの10倍速く本が読める
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    • 発売元: フォレスト出版
    • 価格: ¥ 1,365
    • 発売日: 2001/09/19
    • おすすめ度 4.0