• 読書メモ:ほぼ日刊イトイ新聞の本

    Posted on 8月 17th, 2009 haru No comments
    ほぼ日刊イトイ新聞の本
    ほぼ日刊イトイ新聞の本
    • 発売元: 講談社
    • 発売日: 2001/04/26

    ★★★★☆

     糸井重里が「ほぼ日刊イトイ新聞」について、2001年の時点で書いた本。

     好きなことを始めたい、続けたい、という人にはとても参考になるのではないか。
    もちろん糸井重里の人脈なんかマネできないだろうが、
    心の持ちようはマネできるし、するべき。
    特に、過去の自分の考えを、ためらわずに捨てる勇気と柔軟性はぜひ見習いたい。

     順調に発展を遂げているように見えるが、お金が回るようにするという部分では、
    相当苦労したようだ。こういった経験を追体験できるとは、
    本とはとてもありがたいものだ。

     他に心に残った部分は以下の通り。

    • 「できるまでやめなければ、できる」
    • 誰が言っても同じことはできるだけ避ける
    • わからないことはわからないまま書く
    • あまりにもつまらんと思ったら、もうひとつ書く

     この本を読むと、サイトの「イトイ新聞」を見る目も多少変わりそうだ。
    続編が出るなら読みたい。★4つ。

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  • 読書メモ:つなげる力

    Posted on 5月 23rd, 2009 haru No comments
    つなげる力
    つなげる力
    • 発売元: 文藝春秋
    • 価格: ¥ 1,500
    • 発売日: 2008/09/10

    ★★★★★

    ・リクルートから中学校の校長になった著者の「つなげる」試みの数々

    1.教職を目指す学生ボランティアと放課後や土曜の生徒をつなげる
    →ボランティアは現場での継続的な経験が得られる
    →学校側はコストを抑えて生徒の成績向上が得られる
    →生徒もお兄さんお姉さんと一緒に勉強ができ、成績も上がる

    コストを最小限に抑え、かつ全員が満足する仕組みが作られている。

    2.学校と学習塾をつなげる

    サピックスの教員を平日の夜や土曜に招き、高額な学習塾に通う以外の方法(半額以下)で、
    トップ校を目指す機会を生徒に提供する。
    →学校でカバー不足になりがちな、できる子のケアの仕組み
    →学習塾にも顧客創出機会のメリット

    リクルートでも数々の成果を残してきた、優秀なビジネスマンである著者。
    こういった人が校長をすると、これだけのことができるのかと非常に感心させられた。

    この本を読んで感じたのは以下のことである。

    • 「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ」であることの確認(参考:アイデアのつくり方
    • ただし、新しいアイデアを形にするには、必ず発生する数々の障害をクリアし、現実に回っていく仕組みを考え、実現する能力が必要
    • 「人は、あなたとつながりたいと思うときに動き、そう思わないときには本気では動かない」

    本の作りもすばらしい。章毎のまとめの図もわかりやすい。
    最終章は学校以外の試みについて書かれているが、
    こちらも仕事の進め方としてみると非常に参考になる。

    学校改革のストーリーとしても楽しめる他、学ぶべき点も非常に多い。
    読み手次第でさまざまな刺激が得られるだろう。

    文句なしにオススメの良著。★5つ。

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  • 読書メモ:考具—考えるための道具、持っていますか?

    Posted on 4月 11th, 2009 haru No comments
    考具—考えるための道具、持っていますか?
    考具—考えるための道具、持っていますか?
    • 発売元: 阪急コミュニケーションズ
    • 価格: ¥ 1,575
    • 発売日: 2003/03

    ★★★★☆

     考えてアイデアを生み出し、企画としてまとめる。博報堂の企画屋である著者が、培ったノウハウを教えてくれる本。考具とは「考えるためのツール」という意味。

     本書は企画屋さんの本らしく、インプット→展開(アイデア)→収束(企画) というように企画としてまとめる流れと、その各ステップに用いるツールを紹介している。ツールは、心構えや習慣から筆記用具、PCの使い方まで幅広い。

     しかし本書で教える最も大切なことは「アイデアを考える習慣をつける」ということだろう。どの道でも、継続は力なり。逆に言えば、読んで「ふーん」と思うだけでは、いくら良い本であっても意味がない。その習慣をつけるための方法が書いてある本として、「脳が教える! 1つの習慣」がオススメ。★4つ。

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  • 読書メモ:発想法、続・発想法

    Posted on 4月 5th, 2009 haru No comments

     

    発想法—創造性開発のために (中公新書 (136))
    発想法—創造性開発のために (中公新書 (136))
    • 発売元: 中央公論社
    • 価格: ¥ 693
    • 発売日: 1967/06
    続・発想法 中公新書 (210)
    続・発想法 中公新書 (210)
    • 発売元: 中央公論社
    • 価格: ¥ 861
    • 発売日: 1970/02

    ★★★★☆

    KJ法の入門書

    著者川喜田氏考案のKJ法について、その目的や意義、手法などを説明した本。KJ法は、データの収集と仮説を立てる間にあるプロセスで用いる、創造的発想法という位置づけである。簡単に言えば「多くのデータをまとめ意味を抽出する」作業である。

     KJ法というと、思い付くことをたくさんの紙片に書きつけて、関連のあるものをグルーピングする、という印象がある。しかし本家はもっと奥深く、厳密だった。例えば、このグルーピングは理屈で考えたものではなく、心を空っぽにして「なんとなく親しみを感じる」というような感性で行うとのこと。また、グルーピングは小→大というボトムアップで行い、決してトップダウンで行ってはいけないとのこと。 

     「KJ法」と言ってみたい人は、「発想法」「続・発想法」のどちらか一冊を読んでおいた方がよいだろう。「続」の方がKJ法を実践する手法の説明に重きが置かれ、手順の説明や、実際に作られた図が多く示されているので、「続」の方がよいかな。ただ実際に身につけたいと思ったら、研修会に出るか別の本を読んだ方がいい気がする。

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  • 読書メモ: 科学と方法

    Posted on 11月 22nd, 2008 haru No comments
    科学と方法—改訳 (岩波文庫 青 902-2)
    科学と方法—改訳 (岩波文庫 青 902-2)
    • 発売元: 岩波書店
    • 価格: ¥ 798
    • 発売日: 1953/10

    ★★★☆☆

      1955年出版だけあって装丁も仮名遣いも超シブい。アイデアのつくり方からの孫引きで読んだのだが、著名な数学者であるポアンカレもアイデアのつくり方と共通することを述べているのを確認した。

     すなわち、数学のアイデアであっても、考え抜いて煮詰まった後に気分転換で別のことをしているふとした拍子に(コーヒーを飲み過ぎて寝れなくてウトウトしてたとき、旅行先で馬車に乗るときに踏み台に足を乗せたとき、通りを横切っているとき)突然アイデアがひらめくという経験をしているということだ。これをポアンカレは、「無意識の活動」の重要性として説明している。

     ぶっちゃけ他の部分はとっつきにくそうだったので流した。

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  • 読書メモ:アイデアのヒント

    Posted on 10月 26th, 2008 haru No comments
    アイデアのヒント
    アイデアのヒント
    • 発売元: 阪急コミュニケーションズ
    • 価格: ¥ 1,470
    • 発売日: 2003/01

    ★★★★☆

     アイデアを生み出すための方法について、アイデアが命である広告業界で活躍した著者が記した本。基本的にヤングの「アイデアのつくり方」を踏襲しているが、もう一歩深く説明している感じ。(「アイデアのつくり方」についてはレビュー済み
    読書メモ:アイデアのつくり方

     プラスされている内容は、「楽しむ」「自分を信じる」「興味を持つ」「質問を変えてみる」などの要素。これらはまさにアイデアを考える際のヒントとなる、心構えのようなもの。

     「アイデアのつくり方」と合わせて、次に読むとよいと思う。

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  • 読書メモ:アイデアのつくり方

    Posted on 10月 19th, 2008 haru No comments
    アイデアのつくり方
    アイデアのつくり方
    • 発売元: ティビーエス・ブリタニカ
    • 価格: ¥ 816
    • 発売日: 1988/03

    ★★★★★

     アイデアを作り出すための方法について書かれた、非常に薄い本。全部で100ページくらいで、しかも解説が1/4くらいあるので本編はもっと薄い。実質 60ページくらい。ビックリ。しかし内容的に薄いわけでは全くなく、むしろ無駄がそぎ落とされまくりエッセンスが凝縮された感じだ。「アイデアのヒント」と合わせてオススメ。

     この本のエッセンスの一つは「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」という原理。人は、自ら勝手に「これはこれにしか使わない」と制約をつけてしまっている。この制約を外し、いかに異なるものの関連性を見つけ出せるか、ということだろう。

     もう一つのエッセンスは、アイデアを生み出す5つのステップについて。それは

    1. 資料収集
    2. 情報の咀嚼
    3. 寝かせる
    4. アイデアを思いつく
    5. アイデアを鍛える

     の5つ。アイデアの部品となるパーツ(情報)をできる限り集め、考え抜き、あとは一旦忘れて無意識に任せるというもの。

     「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ」とは頭の片隅に留めておいてよいことだと思うし、5つのステップも知っておいて損はない。無意識に新しい組み合わせを思いつく過程には、睡眠中の脳の活動も関わっているのではないかと思った。オススメの★5つ。

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