• 読書メモ:借金の底なし沼で知ったお金の味

    Posted on 9月 2nd, 2009 haru No comments
    借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
    借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
    • 発売元: 大和書房
    • 価格: ¥ 1,680
    • 発売日: 2009/02/05

    ★★★★★

    ネットビジネスやマーケティングの本を多数出している金森重樹氏が、
    自身のお金の哲学について語っている。

    金森氏の本はかなり厳しい言葉が多いのだが、その理由がわかった気がする。
    本人のお金にまつわる経験がハンパではないのだ。

    彼は25歳で5000万の借金を抱え、それはふくらみ続け、総額1億を超えることになる。
    そしてここからがすごいのだが、彼は10年かけて、自力でこの借金を返済したのだ。

    これがどれだけ大変なことかは経験した本人にしかわからないだろうが、
    そんな環境で苦労をしてきた人だから、
    ぬるい人たちを見るといらだたしいのだろう。

    僕は、普通の人だったら首を吊って死んでしまうような事態に何度か遭ってきています。ですが、平気の平ちゃんでやり過ごしてきています。

    こんなことが言える強さを、一体どれだけの人が持ち合わせているだろう。
    「谷深ければ、山高し」と言われてしまうと、
    一度どん底に落ちることが必要条件になってしまう。
    他の道もあると信じたいところだ。

    他には、彼が借金を返済する過程で身につけた、
    不動産やマーケティングなどについての考察の一部が紹介されている。
    こういった部分もとてもおもしろい。

    担保なしにこれだけの借金を背負う人は少ないだろうが、
    そういった世界の一部も垣間見れる。
    さまざまな意味で、おもしろい本。
    オススメ。★5つ。

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  • 読書メモ:戦略プロフェッショナル

    Posted on 7月 27th, 2009 haru No comments
    戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)
    戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)
    • 発売元: 日本経済新聞社
    • 価格: ¥ 680
    • 発売日: 2002/09

    ★★★★★

     V字回復の経営の三枝匡氏の初の著作(91年)の内容を
    アップデートした文庫版。

     大企業から異業種の関連会社へ出向し、短期間で事業建て直しを行うという、
    実話に基づいたストーリー。
    元は経営者向けの戦略トレーニングセミナーの教材として作られたものが
    ベースだそうだ。

     著者は、ビジネススクールで使われる「ケース」が、
    必要最低限のことしか書かれず無味乾燥であることに強い不満があり、
    このケースを作ったとのことだ。

     内容は、経営コンサルタントが行うような、
    事業分析、戦略の建て直しとその実行なのだが、
    V字回復の経営と同じく登場人物の内面も含めて描かれているため、
    ストーリーとしてしっかり頭に入ってくる。

     セグメンテーションなど言葉としては一般的になっているもの、
    その理念や現実に用いる際の例まで書かれているので、
    「なんとなく知っている」以上の理解が得られるだろう。

    章間に書かれている「戦略ノート」も、ストーリーの解説や戦略、
    コンサルティングの知識が得られためになる。
    実際にコンサルタントとして働いている人も勧めていたので、
    内容も確かなものなのだろう。

    読み物としても、ビジネスの知識をストーリーで理解する
    教科書としてもおもしろい。
    ビジネスに携わる人にはオススメの★5つ。

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  • 読書メモ:口コミ伝染病

    Posted on 7月 21st, 2009 haru No comments
    口コミ伝染病―お客がお客を連れてくる実践プログラム
    口コミ伝染病―お客がお客を連れてくる実践プログラム
    • 発売元: フォレスト出版
    • 価格: ¥ 1,575
    • 発売日: 2001/03

    ★★★★☆

     人と同じことをやっていては、人と同じ成果しか得られない。
    自分の頭で思いつくことは、たいてい他の人も考えている。
    となると、実際の体験に基づいた経験談・ノウハウを知ることができれば、
    とても効率が良い。

     本書は神田昌典氏が顧客獲得実践会を主宰していた2001年の本で、
    神田氏と実践会のメンバーの方々の「口コミ」を活用したマーケティングに関する
    ノウハウが詰まっている。しかも、その内容は全く古いとは思わなかった。

     以下、メモした内容。
    なるほどなと思いつつも、なかなか自分では思いつけないことが多い。
    こういったノウハウを知ることができるのは、とてもありがたい。

    • お客の期待を戦略的に下げることが重要だ。お客の期待を落としておいてから、それ以上のサービスを提供する。すると……しゃべりたくなる。
    • このように口コミになるには、商品品質だけではなく、劇的な体験や、伝言ゲームをスムーズに行っていくための仕掛けが必要になる。
    • 理屈じゃ、人は動かない。感情を逆なでし、大衆を怒らせることで、初めて変化につながるのだ。
    • ○○からお友達を救ってあげよう!これが、お客をあなたの味方につける、魔法の表現のひとつだ。
    • 賄賂提供型・紹介キャンペーンよりも十字軍結成型・紹介キャンペーン
    • 使命とは、次の○○をうめることである。「私どもは、○○を断固拒否します。」
    • 「この店は、私のことを分かってくれる」このように思ったとたん、お客は共感を寄せることになる。
    • 表の欲求は、建前。裏の欲求は、本音。
    • お客をヒーローにするのである。ヒーローになったお客は、しゃべりたい。しゃべらないとガマンできない。禁断症状に陥る。
    • 行列は供給を絞ることによって、自ら作るものである。その行列に並んだお客は、苦労して得たその希少な体験を話したがる。
    • あなたが、付き合いたい客に絞って欲しいのだ。これがコミュニティーを作っていくための、最低条件だ。
    • 当然、メッセージの途中で電話を切る人は多い。しかしメッセージが流れはじめてた22秒~25秒の範囲であれば、切断率は0%。

     マーケティングに携わっている人なら、すぐにでも役に立つヒントが
    いっぱいあると思うのでぜひ読むべき。良著。★4つ。

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  • 読書メモ:人が集まる !行列ができる !講座、イベントの作り方

    Posted on 6月 25th, 2009 haru No comments
    人が集まる !行列ができる !講座、イベントの作り方 (講談社プラスアルファ新書)
    人が集まる !行列ができる !講座、イベントの作り方 (講談社プラスアルファ新書)
    • 発売元: 講談社
    • 価格: ¥ 840
    • 発売日: 2007/04/20

    ★★★☆☆

    イベント集客BEFORE/AFTER

    大田区の男女平等推進センターの主催講座という、
    なかなか人が集まりにくそうな講座において企画を担当し、
    定員オーバーの応募者数を連発するまでになった著者。
    今では「人が集まる講座作り」という講師の依頼が多くなっているとのこと。

    本の内容としては、人が集まるチラシ作りの説明がメイン。
    チラシのBEFORE/AFTERが多く掲載されていて、
    どの点が良くて、どの点が悪いのかが示されていてわかりやすい。

    以下メモ。

    • タイトルの重要性
    • タイトルなどに、「斜体」は絶対に使ってはダメ。わかりにくいのです。
    • タイトルのヒント
       年配者:「自立」「教養」「健康」「自分史」
       全体:「○○になる3つのコツ」「○○する方法」
       若者:「ココロ」「キモチ」「ヨロコビ」
       女性:「女を磨く」「ココロとカラダ」「ごほうび」「心理学」
       主婦:「保育付き」「再就職」「パソコン」「収納上手」
    • ひとつチラシにフォントは三つまでが原則です。
    • タイトルの書体は太ゴシックがおすすめです。
    • タイトルは上から三分の一の部分が勝負
    • 必ず縦型のデザインにする
    • イラストはできるだけ入れる
    • チラシのあらゆるところに読ませる工夫を
    • タイトル、日程、開催場所、申し込み方法の四つを目立たせることが大切。
    • チラシは必ず表裏両面を使います。

     実際にチラシを作成する際に、ヒントとなるような知識が
    たくさん得られると感じた。
    何年にもわたる試行錯誤の結果を、1日で得られるのはありがたい。
    本って便利。★3つ。


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  • 読書メモ:60分間・企業ダントツ化プロジェクト

    Posted on 2月 14th, 2009 haru No comments
    60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法
    60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法
    • 発売元: ダイヤモンド社
    • 価格: ¥ 1,680
    • 発売日: 2002/12/07

    ★★★★☆

     中小企業向けの戦略を、60分間で立てられるようになりますよ、という本。

     MBAホルダーという肩書きからすると市場分析やらマーケティングやらして戦略を立てるのかと思いきや、それじゃ60分じゃ出来ないので切り口は違っている。ライフサイクルから考えて、成長していくものに乗るという判断基準や、顧客の心理的な障害を取り除いていくという観点から、システマティックに売るシナリオを考えていくというもの。

     ホントかよ、と疑うのも当然だが、紹介されていく流れに沿って考えていくことで、顧客の心理を考えた売り方が考えられるようになっているのは確か。ただし、パッと考えた方針をすぐに採用できるような小さい会社でこそ、この方法が活かせる。逆に大きな会社では、慣性モーメントが大きく方針の転換には手間と労力がかかるので、パッと立てた戦略をスピーディーに利用するのが難しいかもしれない。

     読みやすいので、物を売る仕事に関わっている人は一読するとよいと思う。顧客の心理を考えた売り方については、「感性」のマーケティングもオススメ。★4つ。


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  • 読書メモ:「感性」のマーケティング

    Posted on 1月 18th, 2009 haru No comments
    「感性」のマーケティング 心と行動を読み解き、顧客をつかむ (PHPビジネス新書)
    「感性」のマーケティング 心と行動を読み解き、顧客をつかむ (PHPビジネス新書)
    • 発売元: PHP研究所
    • 価格: ¥ 840
    • 発売日: 2006/11/18
    • おすすめ度 4.0

    ★★★★★

     マーケティングは相手が人であるため、機能や価格だけで売れるかどうかが決まるものではない。人の「感性」を意識して訴えかけていくことで、価格競争だけでは説明できない結果を出すことができる、という本。

     いわゆるマーケティングでは、価格や機能などで競合に対して優位性を出し、セグメント化した顧客に対し広告を打っていく、というような手法をとる。しかしここでは顧客一人一人が人間であり、価格や機能以外のもの(例えば雰囲気や音など)に対しても影響を受ける存在であるという考え方は、あまりなされない。

     しかし顧客はあくまで人間である。人の感性に響くようなモノづくり、サービスを考えることで、価格競争を抜け出すことも可能となる。Appleのuser experience designは良い例だろう。

     ビジネスに関わる全ての人にオススメできる。良著。★5つ。


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