• 読書メモ:影響力の武器 実践編

    Posted on 11月 1st, 2009 haru No comments
    影響力の武器 実践編―「イエス!」を引き出す50の秘訣
    影響力の武器 実践編―「イエス!」を引き出す50の秘訣
    • 発売元: 誠信書房
    • 価格: ¥ 2,100
    • 発売日: 2009/06/09

    ★★★★★

    「影響力の武器」の続編。
    具体的な研究事例をベースに、「影響力の武器」で紹介された
    原理がどのように働いているかを紹介している。

    聖幸さん同様、メモを取っていたらメモだらけになってしまった。
    これは良著の証。

    • 社会的証明とは、みんなやってますよ、というお墨付き
      日本人は特にこれに弱いかもしれない
    • 社会的証明は、例が自分の状況に近い人であるほど効果が高い
    • ネガティブな社会的証明は危険
      『赤信号みんなで渡れば』になり、悪事を助長してしまう
      →良い振る舞いを伝える
    • 平均よりも良い行いをしている人も、平均値に近づく力が働いてしまう。
      →良い行いには肯定的なメッセージを伝える
    • 特典を無料にすると、価値がないものだからと思われてしまう
      →実際の価値を合わせて示すと、ありがたみが増す
    • 上位商品の役割は、下のラインナップのお買い得度が増して見えること
      →数が出ないからといって最上位商品を外すと、
      その下のラインが最上位となってドミノ倒しになる危険性!
    • 恐怖による説得には、具体的な解決方法を同時に伝える必要がある
    • 返報性の原理には強い持続力があり、好き嫌いにも勝る
    • 「誰かを助けておけばいいだろう」と考える方がはるかに生産的
    • アンケートに、一言手書きの付箋を貼るだけで回収率が高まり、
      反応の早さも内容の詳しさも向上する
      何かを依頼するときには、その方法に親しみや心配りが表れていればいるほど、
      相手が承諾してくれる可能性が高まる
    • インセンティブと返報性とは異なるので注意が必要
      →誰かが「あなたが私に先に何かをしてくれたら」という条件つきで
      「◯◯してあげる」という見返りを提案してきた場合、
      あなたがそれに協力する義理はほとんどないということです。
    • 同僚、顧客、生徒、知り合いなど誰かに協力を促すためには、
      まずこちらが本当に完全に無条件で手助けを申し出なくてはいけない
    • 返報性は時間でどう変化する?
      恩恵を受けた側の人:受けた直後は恩恵の価値を高く見ていたが、
      時間が経つにつれて、恩恵の価値を低く見るようになる
      恩恵を与えた側の人:与えた直後は恩恵の価値を低く見ていたが、
      時間が経つにつれて、してあげたことの価値を高く見るようになる
    • ラベリングは、相手にそのラベルのとおりに振る舞うように求める
      →「いつもご協力頂きありがとうございます」というタイプ
    • 一貫性、コミットメントは人の行動を強く縛る
      例)質問で協力を引き出す
      (Yesと言ってくれそうな)社会的に好ましい行動をするかどうか尋ねる
      Yesならその理由を尋ねる
      自発的、積極的、公言されたコミットメントは強い効果
    • 「キャンセルなさるときはお電話いただけますか?」
      →自分で理由を書いてもらう
    • 目標を紙に書くのも、自分に対するコミットメント
    • 加齢と共に一貫性に対する志向は強まる=歳を取るとがんこになる
      →習慣との一貫性を伝えるとプラス
       ただし、以前の判断は「その時点では」正しかったと伝える
    • あまりよく思われていない人に頼みごとをする
      恩を施してくれた人は好意を持ってくれる
    • 「1ペニーでも助かります」
      募金してくれる人の数が増え、平均額は変わらなかった
      「少しで構わないので」と伝えるのがよい
      →「小さな一歩」効果
    • 自己宣伝は反感を呼び起こす
      他人に自分の知識や業績を紹介してもらう 資格や免状、証書でもいい
    • 集団における意思決定では、 結局意思決定をしているのはリーダー一人
      →リーダーは反対意見を求めるように意識する必要
      悪魔の代弁者でもいないよりマシだが、効果は小さくなる
    • 小さな欠点には先に知らせると、誠実さと写り好感度が増す
      ただし欠点は小さい必要。欠点と関連のある長所を示すと更によい
    • 人は自分の名前に似ている人やものに親しみを感じる。職業ですら!
      →相手のセリフを全く同じに繰り返すだけで好感度が増す
    • ニューコークは損失回避と希少性で理解できる
      →なじみのものを失う恐れ
    • 人にものを頼むときは、必ず強力な根拠を示すといい
      当たり前の根拠でも、受け入れてもらえる確率が上がる
    • 読みやすさ、理解しやすさ、発音しやすさを内容の説得力と関連付けてしまう
      発音しやすい、韻を踏んでいる、わかりやすい名前にすると良い
    • 8個ためると特典がもらえるポイントより、10個でもらえて既に2つあるポイント
      →途中まで来ていると感じることで、進みやすくなる
    • 鏡を置いておくだけで不正行為は減る。目のマークでも!
      →自分の目でも、他人の目でも効果あり。
    • 感情の高まり、睡眠不足は判断に影響を与える。しかもそれは自覚しにくい
    • 個人主義(米、英など欧米諸国)と集団主義(日本などアジア諸国)の国では
      判断基準が異なる
      →一貫性に訴えるか、社会的証明に訴えるかを変える必要

    どれも身に覚えがあることで、日常生活にも応用が利きそうなことばかり。
    なんだかずらずらと並べて読みにくくなってしまったが、
    メモを取ってしまったのだからしょうがないじゃない!

    ということで、影響力の武器に続いて、これまたとても興味深く読めた。
    文句なしの★5つ!

    ちなみに影響力の武器本編同様、マインドマップ的読書感想文での
    書評を読んだのがきっかけ。ありがとうございます。
    【スゴ本】「影響力の武器 実践編」がやっぱりスゴかった件:マインドマップ的読書感想文

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  • 読書メモ:影響力の武器

    Posted on 11月 1st, 2009 haru No comments
    影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
    影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
    • 発売元: 誠信書房
    • 価格: ¥ 2,940
    • 発売日: 2007/09/14

    ★★★★★

    なんだか知らないうちに「うん」と言わされてしまった。
    この人に頼まれるとなぜだか断れない。
    こんなことはないだろうか?

    この本では、人が思わずYesと言ってしまいがちな
    6つのパターンを紹介している。

    1. 返報性
       何かしてもらうと、同じような形でお返ししたくなる
    2. コミットメントと一貫性
       前の言動と一致した行動を取りたくなる
    3. 社会的証明
       他の人がそうしているから
    4. 好意
       好意を持っている人の言うことは聞いてあげたくなる
    5. 権威
       専門家の言っていることは正しいだろうという思考停止
    6. 希少性
       数量限定、期間限定、レア物、など

    読んでいて、どれも頷かされるものばかり。
    確かにどれも効果があると、経験を通じて実感できる。
    効果と共に、防御策が書かれているところも○。

    「他人にYesと言ってもらいたい」という場面は、
    どんな人も日常的に経験しているはず。
    ビジネスをやっている人ならばなおさらのこと。
    例えば、営業の人だけでなく、上司をYesと言わせたい場合、
    同僚、部下に頼みごとをしたい場合。
    どんなときにも応用が利く。

    ただし、強力なだけに、悪用することも可能だ。
    しかし人をだましてYesと言わせることは、
    長期的には良い関係を築けないのでやめた方が良い、
    というのが著者の言葉。私もそう思う。

    ということで、これはぜひ読むべき本。
    オススメの★5つ!

    ちなみにこの本にたどり着いたのは、マインドマップ的読書感想文
    激賞されていたのがきっかけだった気がする。
    【速報!】最強のビジネス本「影響力の武器」の[第二版]がいよいよ登場!!:マインドマップ的読書感想文

    他にも、勝間和代さんも推奨。
    確かに、それだけすばらしい本です。
    ちなみに続編の「影響力の武器 実践編」も★5つ。

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  • 読書メモ:骨盤力

    Posted on 10月 10th, 2009 haru No comments
    骨盤力 アスリートボディの取扱い説明書
    骨盤力 アスリートボディの取扱い説明書
    • 発売元: ベースボール・マガジン社
    • 価格: ¥ 2,100
    • 発売日: 2008/12/19

    ★★★★★

    スイング系スポーツをやっている人は必読

    シンクロ打法、ジャイロボールなどで有名な手塚一志氏による、
    スイング系のスポーツ全般に通用する理論の本。

    手塚氏と言えば日本の野球界でも有数の理論家であり、
    かつ阪神などプロ野球選手の指導も行っているなど実績も文句なし。

    これまでの理論のムダをそぎ落とし、シンプルにまとめた結果、
    野球以外のスイング系全般に通用する理論となっている。
    テニス、ゴルフ、バドミントン、卓球、バレーボール、ソフトボール、
    ハンドボール、陸上・・・・

    つまるところ、スポーツをやる人は読んでおいて損はない。
    というか知っておくべき。

    手塚氏の提唱するクオ・メソッドは、以下の6段階からなる。

    1. 骨盤帯3分割
      仙腸関節を動かす
    2. かませ
      弓状線を後ろに引き、後ろ足に乗る
    3. 弓状線から先端部までの連結
      骨盤から意識でつなぐ
    4. タメ
      開かないで平行移動し運動量を生む
    5. ブラッシング
      左右の骨盤を切り替える
      後ろに引いた右の弓状線を前に
      前にあった左の弓状線を後ろにすり合わせるイメージ
    6. パンチング
      腕の意識はゼロで腕を前に飛ばす

    基本は、末端ではなく体の中心に意識を置くことだと考えて間違いない。
    あとはダブルスピンも知っておくと良いが、ここでは紹介しない。

    骨盤の操作に意識を集中する。
    このことによるメリットは大きく2つある。

    1つ目は、全身の力を使うことで大きな力を発揮できるということ。

    体は、大きい筋肉ほど大きい力を発揮できる。
    骨盤を起点として力を発揮すれば、腹筋、背筋など
    胴体の大きい筋肉を使うことができる。
    そのため、腕の力だけに頼る場合よりも大きな力を発揮できる。

    2つ目は、調子を崩しにくくなるということ。

    多くのスポーツで共通して言えるのは、硬くなって
    手や腕を意識してしまうと、ろくなことがないということ。
    手打ち、手投げという言葉がある通り。
    誰しも思い当たる節があるだろう。

    骨盤に意識をおいていれば、腕に意識が集中することを防ぎ、
    全身のバランスを失いにくくなるということ。
    実際、文中は「腕は完全脱力が望ましい」と書かれている。

    手塚氏は「ピッチングの正体」「バッティングの正体」「魔球の正体」
    からずっとチェックしているが、この「骨盤力」になって
    理論的にもシンプルでわかりやすくなっていると感じる。

    回内など知っているのといないのとでは、肘の故障にも繋がる。
    手塚氏の本の中でもオススメの1冊。スポーツをやる人には★5つ。

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  • 読書メモ:手紙屋 蛍雪篇

    Posted on 9月 22nd, 2009 haru No comments
    手紙屋 蛍雪篇〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜
    手紙屋 蛍雪篇〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜
    • 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
    • 価格: ¥ 1,575
    • 発売日: 2007/12/28

    ★★★★★

    喜多川泰氏の「手紙屋」の続編。
    さすが喜多川氏。いい本だ。

    「手紙屋」は、就職活動に悩んでいる大学生が主人公だった。
    この「蛍雪」編は、受験勉強に悩んでいる女子高生が主人公だ。
    塾の経営者である喜多川氏らしく、学生たちに向けたメッセージが伝わってくる。

    勉強は、つまるところモチベーションである。
    なぜなら、最良の結果を出すためには、それだけの努力が必要で、
    その努力を支えるものがモチベーションだからである。

    いい大学に行って、いい会社に入って・・・というお題目をリアルに感じ、
    長い受験勉強のモチベーションとできる人はどれくらいいるのだろうか。

    途上国の人たちは勉強の激しさが違うというのも、
    それだけのモチベーションを持っているからだ。
    自分が勉強して10人の家族を養っていくんだ、という考えの人と、
    自分が勉強をしなくても困るのは自分、という考えの人では
    モチベーションに差が出るのは当然だろう。

    だから、私は先進国の恵まれた環境の人は、
    モチベーションで途上国の人に勝つことは難しいと考えていた。

    しかしこの本は、その「勉強」のモチベーションについての認識を
    新たにしてくれるものだった。
    ハングリーな環境になくても、強いモチベーションを持てる可能性が
    あるのだと思えた。

    自分が受験勉強の前にこの本を読んでいたら、
    受験勉強の結果は、そして大学での生活は
    どう変わっていただろう?と思った。
    そして、読んでおきたかった、とも。
    まぁ出版されてなかったからムリなんだけど。

    勉強は生きている限り続くもの。
    学生以外の人にもオススメ。★5つ。

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  • 読書メモ:エコノミック・ヒットマン

    Posted on 9月 19th, 2009 haru No comments
    エコノミック・ヒットマン 途上国を食い物にするアメリカ
    エコノミック・ヒットマン 途上国を食い物にするアメリカ
    • 発売元: 東洋経済新報社
    • 価格: ¥ 1,890
    • 発売日: 2007/12/14

    ★★★★★

    金融危機で陰りを見せているとはいえ、いまだアメリカは
    世界全体に対して大きな影響力を持っている。
    その影響力は、一体どのようにして作られてきたのだろうか?

    方法の一つは、世界一を誇る軍事力だろう。
    しかしそれは、あくまで最後の強行手段である
    この本では、もう一つの力である経済力により、
    他国を支配下に置く方法について書かれている。

    その方法とは?
    簡単にいうと以下のような流れだ。

    発展途上の資源国にアメリカが乗り込み、
    融資を受ければ飛躍的な高成長を見込めると口説いて、
    大規模な近代化の開発を行う。請け負うのは当然アメリカ企業。
    その恩恵は一部の富裕層のみに流れ、貧富の差は拡大。
    しかも、飛躍的な高成長は続かないので債務不履行に。
    するとIMFや世界銀行が入り、国としての自由は奪われる・・・

    ポイントは、全てが合法的に行われているということだ。
    コンサルタント、建設業、製造業。それぞれは企業活動を行っているだけだが、
    結果としてアメリカ帝国の支配を強めるための駒の1つとなっている。
    このやり方を、著者はコーポレートクラシーと呼んでいる。

    もう一つのポイントは、普通の国は債務不履行になるような投資はしないが、
    アメリカは違うという点だ。これはひとえに、ドルが基軸通過だからである。
    この点については北野氏の隷属国家 日本の岐路に詳しい。

    著者は、このアメリカの世界帝国化を請け負う、
    エコノミック・ヒットマン(EHM)として長年働いてきた。
    しかし、自らの行ってきた仕事がいかに世界を歪めているかに気づき、
    本書でこの仕組みを告白している。

    • 世界の全人口のうち、もっとも裕福な国々に住む上位五分の一の層と、もっとも貧しい国々に
      住む下位五分の一の層との所得を比較すると、一九六〇年には三〇対一だったが、
      一九九五年には七四対一にまで格差が広がった。
    • もしアメリカの債権国のどこか(たとえば日本や中国)が、
      債務返済を求める決定をしたら、状況は劇的に変化する。
      アメリカは一瞬にして、きわめて危うい状況にいることに気づくだろう。
    • 現代の帝国の本当の筋書きーつまり絶望的な状況の人々から搾取する、
      歴史上もっとも野蛮で、利己的で、最終的には事故破滅的な資源簒奪を実行する
      コーポレートクラシーの物語ーは(中略)あらゆる点で私たち自身の問題なのだ。
    • NBAゼネラル・エレクトリック社の、ABCはディズニー社の、
      CBSはヴァイアコム社の傘下にあり、CNNは巨大な複合企業
      AOLタイムワーナーの一部である。
      新聞や雑誌や出版社の大半は巨大な国際企業に所有され、操作されている。
      メディアはコーポレートクラシーの一部なのだ。

    平和な日本に暮らしているからこそ、
    資本主義の暗い一面はぜひとも知っておくべき。
    最後の1/4程だけでも読む価値がある。
    オススメ。★5つ。

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  • 読書メモ:華僑 大資産家の成功法則

    Posted on 9月 2nd, 2009 haru No comments
    華僑 大資産家の成功法則 お金がなくても夢をかなえられる8つの教え
    華僑 大資産家の成功法則 お金がなくても夢をかなえられる8つの教え
    • 発売元: 実業之日本社
    • スタジオ: 実業之日本社
    • 価格: ¥ 1,470
    • 発売日: 2005/05/14

    ★★★★★

    前半は、留学先の中国で、華僑の成功者に出会い、
    ビジネスに関するアドバイスを受けるお話。
    後半は、帰国後実際にビジネスを立ち上げ、
    何度となくトラブルに遭いながらも進んでいくというお話。

    こう書くと、よくある形式で特に目新しいものではないのだが、
    なぜかとてもおもしろく読み進めることができた。
    理由を考えてみたところ、こんなことかと思う。

    • 「華僑の教え」でありながら、内容は他の成功法則と重なる部分が多い
    • つまり、今までに読んできたビジネス本と重なる内容が多く、良いおさらいになった
    • 後半の起業の話では、現実に起きたトラブル事例と、その際に考えたことや対応が描かれている

    内容が他の成功法則と重なる部分が多いというのは、
    例えば以下のような内容。

    「理想とする人だったらどう振る舞うか考える」
    「成功したければ目の前の仕事に感謝すること」

    これらは福島氏や喜多川氏の話と重なるし、

    「信頼」が重要

    という内容は、中村天風氏や西田文郎氏の話と重なる。

    まぁ、ビジネスの成功に関する本は数多く出ているので、
    画期的な新しい理論というのはなかなか出てきにくい。
    なので、昔から語られている内容を、表現方法や注目する部分を変えることで
    独自性を出しているというのが、私がビジネス本に感じる印象である。

    だから、数を読んでいると、だいたい共通する部分がわかってくる。
    それが大事なのかなと思う。

    以下、いいこと言った!と思いメモした部分。

    • 『必要』そのものは、状況に応じて絶えず変化している。しかし、それらがなくなったためしはない。成功者は、この変化に敏感なんだ。(中略)変化に気付いただけではビジネスにはならない。重要なのは、『必要』とされるものが何か、に気づくことだ。
    • もし、君が会社を作るなら絶対的に市場に『必要』とされるもの、それも欲しい人が売りたい人よりも圧倒的に多い市場に参加するように心がけるんだ。
    • 自分で信じたことをやって失敗しても後悔はしない。むしろ、それをやらなかったときに後悔するんだ。成功を信じていないのにやった場合も後悔する。だから、自分の心の声に耳を傾けることがとても大事なんだ。
    • 高い価値観を持った人たちは、君が失敗したそのときにこそ、本当の君を見ようとする。だから失敗したときにこそ、信頼できる人を増やせる重要なタイミングだといえるんだ。
    • 信頼してくれる人の数は、君たちがまじめに努力し続けるかぎり確実に増え続けるものだ。
    • 自分が思い描く、理想の人を自分の中に作り出し、その人だったらこんなときどうするだろうと、自問自答する習慣を作り出すことだ。その理想の人こそ、目ざすべき本当の自分ということになる。
    • 岐路に立たされたら良く考え、よく調べて十分に納得し、自分自身できちんと決定することが重要なんだ。(中略)ひとたび決定したあとは、もうどんなに悩んでもさほど意味はない。悩むべきは決定する直前まで、ということになる。
    • 失敗には一定の法則がある。それは問題を人のせいにする習慣だ。

    いっぱいメモしてしまった。
    ということは、それだけおもしろかったということ。

    一方惜しいのは、個別のエピソードを整理した形式だが、
    章のタイトルと合わない内容も多々あること、
    時系列が逆だろうとはっきりわかる部分があること。
    もう少し整理されるとよりスッキリしたと思う。
    良著。★4つ。

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  • 読書メモ:手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~

    Posted on 8月 17th, 2009 haru No comments
    手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~
    手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~
    • 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
    • 価格: ¥ 1,575
    • 発売日: 2007/08/15

    ★★★★★

    働くってなんだろう?
    会社ってどうやって選べばいいんだろう?
    社会人になるには何をしておけばばいいんだろう?

    就職活動中の主人公が「手紙屋」との文通を通じて、
    このような疑問に対する自分なりの答えを見いだしていく。

    メインの読者層は、主人公と同じ就活を控えた学生。
    その時期に読めば、喜多川氏の言葉通り「人生を変える一冊」になるだろう。
    一方、社会人が読んでも、仕事や人生について考えるきっかけとなるはず。

    以下メモ。

    • 本当に必要なことは、理想論のように聞こえるかもしれないですが、やはり、「多くの人から必要とされること」なのです。働くことはその手段に過ぎないのです。
    • 今、目の前にあるものに全力を注いで生きる
    • 人生を通じての自分の目標をしっかり持つことです。それを持ったときから自分の人生が始まります。そして、それさえあれば、その目標のために「今日を生きる」という確固たる生き方ができるようになります。

    本のソムリエ氏の言う通り、喜多川氏の本はいつもいい意味での裏切りに出会う。
    どういう裏切りか、そしてそもそも手紙屋ってなんだ?
    という疑問については、読んでみてのお楽しみ。
    学生の時に出会っていたら、何かが変わっていた気がする。★5つ。

    続編もあり。
    手紙屋 蛍雪篇~私の受験勉強を変えた十通の手紙~
    「「福」に憑かれた男 」にせよ「上京物語」にせよ、喜多川氏の本はすばらしい。
    読んだことがない人は、ぜひ一冊でも読んでみて欲しい。

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  • 読書メモ:夢をかなえる勉強法

    Posted on 8月 17th, 2009 haru No comments
    夢をかなえる勉強法
    夢をかなえる勉強法
    • 発売元: サンマーク出版
    • 価格: ¥ 1,365
    • 発売日: 2006/04

    ★★★★★

    何のために勉強するのか。受験勉強に限らない勉強の指南書

     勉強には、明らかにいいやり方と良くないやり方がある。
    そしてそれは、自分で編み出すよりも、知っている人に教えてもらった方が早い。
    だからこそ塾や家庭教師が職業として成り立つわけだし、
    こういう本が役に立つ理由でもある。

    • 塾や学校はそのためにある。勉強ではなく、「勉強法」を教えてもらう場所なのだ。

     勉強法の本は、結局同じような内容が書かれていることが多い。
    +αとしてどのような特徴が出ているかが差別化のポイントになる。
    本書は、伊藤塾の伊藤真塾長の本。
    内容は、細かいテクニックよりも、なぜ勉強をするのか、
    どういう姿勢で勉強するのがよいか、など思想的な部分が多い。

     だからといって実用的でないのではない。
    セルフレクチャーなどは知っているのと知らないのでは雲泥の差だと思うし、
    挫折への対処法なども実用的だ。著者の経験に基づくノウハウも書かれている。

     結局、私が注目したのは、「なぜ勉強するのか」というところから
    しっかりと語っている姿勢である。

    • 勉強とはそれぞれ持っている能力を最大限発揮させるために行うものである。
    • 夢を叶える勉強法で一番のポイントとなるのは「ゴールからの発想」だ。
    • 全体像をつかむ勉強法の一つとしておすすめしたいのが、目次をコピーするやり方だ。
    • 「その本がどういう目的で書かれているのか」ということと、「自分はどういう目的で読むのか」ということである。
    • 今でも私は、勉強していて眠くなったとき、立ち上がって、歩きながら早口で音読している。
    • どんな言葉でも100万回繰り返していれば、事実になる。その言葉が脳に焼き付き、脳が錯覚を起こす。
    • 「元気ノート」と「夢ノート」を付ける。
    • やはり勉強以外に好きなものを持っている人のほうが、試験に受かりやすいといえる。ご褒美がほしくて、勉強を頑張るからだ。
    • 勉強して疲れたときは浅くてこまぎれの睡眠をとるだけで疲労回復できるのだ。
    • 本質を一言で言えないのは、わかっていない証拠である。わかっていないから、くどくどと説明してしまう。物事の本質はとてもシンプルなのだ。
    • 自分の人生の目標は何か?それはなぜか?そのために何をしているのか?その答えをさがすために、私たちは勉強をしているのである。
    • 夢や理想は頭の中で考えているだけでは実現しない。紙に書いたり、壁に張ったり、人に話したり、宣言したりして、外に出していかなければならない。
    • 口に出していう言葉はプラス思考のものと、私は決めている。
    • 利己的であれ、利他的であれ、自分が欲する何かに向けてエネルギーを集中することが、「夢をかなえる」ためには決定的に重要である。

     上の引用を見てもらえばわかる通り、本書の内容はただの勉強法に留まらない。
    タイトル通り、「夢をかなえる」ための方法としての勉強のやり方なのである。

     読み返してみたら、頷かされる良いことがたくさん書いてあった。★5つ!

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  • 読書メモ:なぜ私だけが苦しむのか

    Posted on 7月 26th, 2009 haru No comments
    なぜ私だけが苦しむのか―現代のヨブ記 (同時代ライブラリー (349))
    なぜ私だけが苦しむのか―現代のヨブ記 (同時代ライブラリー (349))
    • 発売元: 岩波書店
    • 発売日: 1998/07

    ★★★★★

     突然の事故、病気、自然災害。
    そういったものに、不運にして自分、または近しい人が遭遇してしまったとき、
    人はそのつらい事実をどう考えればいいのだろうか?
    そして「なぜこんな目にあわなくてはいけないのか・・・」という問いに、
    一体どう答えればいいのだろうか?

     著者はユダヤ教のラビで、こういった問いを度々投げかけられてきた。
    そして何よりも、彼自身が息子さんを早老症という病で、
    14歳の若さで亡くしている。
    この悲しい出来事から15年後、こういった不条理に苦しむ人々の助けになるために
    本書を書いたという。

     彼のたどり着い答えは「神の大いなる意志である」あるいは
    「神が必要とした」というようなものではない。
    なぜなら、もし慈悲深い全知全能の神が存在するなら、
    右も左もわからぬ幼い子の母親を奪い、悲しみに押しつぶしてしまうはずがないし、
    逆に罪もない子供に過酷過ぎる運命を課し、その両親の心を砕いてしまうはずも
    ないからだ。

     あなたなら、こういった境遇に遭遇してしまった場合、どう考えるだろうか?
    あるいは周囲の人がそういう境遇に遭遇してしまった場合、どう声をかけるだろうか?

     誰しもが真剣に読まざるを得ないトピックで、誰しもが読む価値がある本。
    ★5つ。

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  • 読書メモ:大人が変わる生活指導

    Posted on 7月 17th, 2009 haru No comments
    大人が変わる生活指導
    大人が変わる生活指導
    • 発売元: 日経BP社
    • 価格: ¥ 1,260
    • 発売日: 2006/05/11

    ★★★★★

    結果を出したいなら、まず生活から見直そう

    公立の松虫中陸上部において、7年間で13人の日本一を輩出した原田氏の本。
    中学の教師を退いてからは、企業など大人の指導に軸足を移しているという。
    そして、中学において培った指導のノウハウは、大人に対してもそのまま通用する、という。
    その内容と理念を語っているのがこの本である。

    陸上競技では技術やトレーニングだけでは、一定の結果で伸び悩む。
    しかし、靴を揃える、お皿を洗うなど、一見関係がなさそうな生活面に取り組んだところ、
    心が鍛えられことで成績も飛躍的に伸びたそうだ。
    そしてこのことはそのまま、社会人にも通用したそうだ。
    毎日会社の前を掃除する、身の回りを整理する、きちんと挨拶する、など。

    私は本を読むときは、いい内容をメモしながら読むのだが、
    この本はメモをする箇所だらけになってしまい、読むのに時間がかかった。
    それだけ納得させられることばかりだったのだ。
    要するに、オススメである。

    以下、内容。

    • 夢を描いてそれを目標に変える。
      目標達成のための方法を考えて、達成しきる。
      被害者意識がなく心のコップがいつも上を向いている。
      心・技・体+生活のバランスが取れている。
      こうした人が私の目標とする自立型人間です。
    • あなたが人生をさらに充実したものに変えたいと願うならば、
      日々の仕事をつまらないと思ってあきらめるのは、この瞬間からやめましょう。
      どんな仕事でも本気になって取り組むことからすべてがはじまります。
    • 技を磨くだけ、体をつくるだけではそこから得られる成果に限界があることを知りました。
      著名なスポーツ選手やオリンピックの金メダリスト、またその指導者を調べた結果、
      最後に勝負を分けるのは心であるということに気づいたのです。
    • 心づくり:心を使う、心をきれいにする、心
    • を強くする、心を整理する、心を広くする
    • 仕事も人生も充実させたい。どちらも楽しみたい。ごく当たり前の願いです。
      しかし、いまの日本では、その当たり前のことが、むずかしくなってきています。
    • 小さな継続が、仕事において意外なほど大きな力をもたらしました。
    • 身の回りをきれいにすれば、その場のすさみがなくなり、そこにいる人間の心もきれいに保たれるからです。
    • 奉仕活動で心がきれいになるひとつの理由は、感謝の気持ちを実感できることです。
    • 極論するならば、この世のあらゆる仕事を成功させる秘訣は、相手の心にチャンネルを合わせることだと思います。
    • しかし、何より注目すべきは、(経営者達が)熱き思い、夢、志を持ち、
      仕事を通して社会に貢献することを真剣に考え、熱く語る多くの言葉を持っているということです。
    • 自分の長所をしっかりと意識し、それが行きすぎぬよう自分をコントロールする事ができれば、
      短所は自ずと改善できる。長所と短所が表裏一体だと考えれば、大きな欠点は大きな長所にもなりうるのです。
    • 自分を元気にしてくれた言葉、かかわり、態度などを、いつでも振り返れるようにしておくのです。
    • つまりリーダーは、部下の技能を高める以前に、
      他人に対した「やる気」を与え、「やる気」を高めることに長けていることが、
      何より大切なのです。
    • では、やる気を与えるポイントとは何でしょうか。
      特に重要なポイントは、有能感、統制感、受容感の三つ。
    • 外発的動機づけだけでは、人は心から動かない。
      まさに、成果主義の欠点でもあるのです。
    • 相手の欠点を突いて徹底的に落ち込ませるのが目的ではないはずです。
       ~(中略)〜
      檄を飛ばして、燃え上がらせることです。
      そうすれば、父性は、やる気や元気を強く注入するかかわりとなります。
    • 心のツボ
      1人との関わり
       自分に対して本気でかかわってくれたとき
      2原体験、楽しかったこと、感動したことを振り返る
      3人にプラスのストロークを与えて元気づける

    いちいち頷かされる。

    理念だけでなくツールの紹介などもあるが、
    この本の本質は「いかに心に火をつけるか」といところなのだと思う。
    それには、心が大事。リーダー自ら率先して示すこと。

    中学生の指導での実績は伊達じゃない。
    すばらしい。★5つ。

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